湘南・平塚の繁華街の近くに位置する「miss morgan hotel」。そこには、カジュアルに「アート」を楽しめる空間が広がっていました。
今回は「miss morgan hotel」の支配人である高木芳暢さん、インタビューに訪れたゼミ生の声をもとにご紹介します。
一通の手紙から始まる架空の物語
「miss morgan hotel」のホームページには、ミラ・ブラウンという女性が書いた一通の手紙を読むことができます。「miss morgan hotel」には架空の物語があり、泊まらなくても、どこかワクワクとした気持ちにさせてくれます。しかし、手紙の続きの話を探してもホームページのどこにも見当たりません。なぜなら、この一通の手紙から始まるこの物語を創造するのは私たち自身だからなのです。ホテル滞在を通してそれぞれの物語を紡ぐ、クリエイティブな体験ができるところが魅力になっています!
全19室のアート作品
全19室の客室にはそれぞれ違ったコンセプトがあるアート作品になっています。部屋に入る前の壁にはコンセプトごとに合ったイラストが描かれており、視線を惹きつけます。今回はゼミ生が宿泊させていただいた403号室「シンギュラリティ」という部屋について少しご紹介したいと思います!「シンギュラリティ」とはAIなどの技術が、自ら人間より賢い知能を生み出すことが可能になる時点を指す言葉です。この部屋の前の壁には人型ロボットのpepperが同じロボットを直す様子が描かれています。
そして、客室に入ると様々なところに本が飾られていました。本を読むというのはreadとimagineを同時におこなう行動です。この行動にexerciseを足して3つの行動を同時進行できるようになれば、人間もAIの1/10000くらいの能力にたどり着くことができるのではないかというアーティストのメッセージが込められています。このメッセージを受け取ってから客室を見ると、部屋に飾られている全ての本が壁の上側にあることに気づきます。この部屋で本を読もうとすると、私たちは自然に背伸びをしてexerciseしているのです!
このように部屋自体がアート作品になっており、客室それぞれに違った新しい発見があるので飽きない楽しさがあります。お気に入りのアート作品に泊まり、新しい発見をしてみてはいかがでしょうか。
カジュアルな美術館
客室以外でもアートを身近に感じられます。ロビーに飾られたレコードは自由に部屋に持っていき聴くことができます。今回初めてレコードミュージックを体験しましたが、心が落ち着くのと同時に新しい音楽の魅力に出会えました。
ホテルに併設されたカフェスペースにもアートが見られ、美味しいドリンクとパンケーキなどを頂くことができます。
支配人である高木芳暢さんに聞いてみました
Q1. ホテルのおすすめポイントは?
誰でも訪れることができ、堅苦しくないホテルということです。ホテルは誰が利用しても良いのに、敷居が高いというイメージを持った人が多いと思います。だからこそロビーやカフェなどオープンにし、気持ち的にも入りやすい空間にしました。またホテルは人生を豊かにする「サードプレイス」と考えています。なので、アートを日常生活に取り入れるきっかけになるところがホテルの魅力だと考えています。
Q2. おすすめの過ごし方は?
ホテル平塚として見ていただき、平塚の町全体のおもてなしを楽しんでもらいたいです。平塚と聞くとヤンキーが多く治安が悪いといったダークな印象がある一方で、子育て世代の移住が多く、家族が住みやすい町でもあります。この二つの対極的な一面から多様性が生まれ、平塚の面白さに繋がっていると思います。そんな平塚を楽しんでもらい、ロビーやカフェといったオープンスペースで様々な交流をしていただくのが理想です。
いかがでしたでしょうか。
気軽にアートに触れることができるmiss morgan hotelで新しい発見を探したり、今まで持っていたホテルのイメージを変えてみるのはいかがでしょうか。
改めて取材にご協力いただきました「miss morgan hotel」の皆様、本当にありがとうございました!
施設構成
〈住所〉
〒254-0042神奈川県平塚市明石町12-15
〈アクセス〉
◎TRAIN JR東海道本線・湘南新宿ライン平塚駅西口より徒歩6分。
◎AIRPORT成田空港より成田エクスプレスに乗り「品川駅」でJR東海道本線に乗り換え(約1時間5分)平塚駅で下車(約50分)、徒歩6分。
羽田空港より京急空港線に乗り「横浜駅」で湘南新宿ラインに乗り換え(約25分)平塚駅で下車(約35分)、徒歩6分。
チェックイン:15:00
チェックアウト:11:00
〈公式サイト〉
miss morgan hotel | CHILLNN Snack
miss morgan hotel オーナーであるミラ・ブラウンさんが今回の取材について手紙を書いて下さりました!こちらも是非チェックしてください。