日本の中心地、新宿。
多くの情報と人々が行き交うこの街で、ホテル&レジデンスの「WPU新宿」はクリエイティブの発信地となっている。
大通りに面して西口から5分ほど歩みを進めると、エスカレーターを上がった先にホテルロゴのネオンライトとイロドリ豊かなサウンドブースが出迎える。このサウンドブースでは、音楽配信やラジオ、ポッドキャストなどのさまざまなイベントに利用することができる。実際に「303号室」という名前で定期的にラジオ配信がされており、世界的に名を馳せるラジオパーソナリティーを日本に招き、「ラジオ」という「本物 」を世界へ届けている。
楽しそうな香りにそそられながら入口をくぐると、ミッドセンチュリー家具に囲まれたフロントでチェックイン。隣接するラウンジでは、館内にはラジオのアーカイブがBGMとして馴染み、文化の異なる多くの人が自分の作業に没頭している。
WPU新宿で働くスタッフは皆海外の経験を持っており、クリエイターをするかたわらここで働いているという。スタッフ同士での会議や宣材写真撮影もこの空間で行われている。それぞれが持つこだわりがぶつかり合い、より尖り、アイデアが光り出す。そんなクリエイティブを生み出す様子を目の当たりにするだろう。
フロント右奥を進むと、真っ白なキャンバスのような空間が広がる。ここは付帯施設であるレンタルスペースのGalleryである。従来のホテルにあるような宴会場のような役割であるが、披露宴などのイベント利用にとどまらず、アトリエや個展会場や、ダンスでクリエイティブを届けるクリエイターたちの練習場所としての利用も可能である。「リプロダクトではなく本物を届ける」という使命から音響や照明にも力を入れており、多くのアーティストが新たな才能を披露するWPU新宿ならではの空間となっている。
このホテルの大きな特徴の1つともいえるのが、ホテルとレジデンスの融合である。※WPUは5パターン206室の客室と学生レジデンスを組み合わせた宿泊施設である。入居者の半数以上を日本にインターンに来ている留学生が占めており、多国籍な人々で満室である。学生レジデンスの部屋タイプは「多様性」というコンセプトと一致するミッドセンチュリー家具で構成されており、Raised Bed TypeとRegular Bed type の2タイプで、光熱費や通信量を含めた上で部屋の広さに合わせて価格を選択することができる。全室個別バス・トイレが完備されており、男女別のLAUNDRYや24時間利用可能なKITCHENETTEなどの付帯施設が7〜10階で利用することができる。「人と人を繋ぐ場」という役割から居住者向けの多くのアクティビティが行われており、クリエイティブな学生のイキイキとした雰囲気を感じることができる。(*現在館内のリニューアル工事を行なっており、部屋タイプは改装予定です。)
また、このホテルの玄関口となるのが一階に併設されたCAFEである。このカフェの特徴は、ランチタイムとディナータイムで全く違う顔を持つことだ。特に、ディナータイムにはミュージックバーに変化し、近隣施設と関わりを持ちながら音楽イベントを中心に、新宿のディープな魅力を発信するイベントを月15〜20回ほど開催している。
ここは一般利用も可能で、入居者は割引価格で利用することができるため、ホテルという閉鎖的な空間にとどまらない「繋がり」を生んでいる。
いかがだっただろうか。東京のど真ん中、新宿で新進気鋭のクリエイターたちが本物を発信し続けるWPU新宿。そこにはたくさんの出会いに溢れており、クリエイティブの輪が生まれ、繋がり、広がっている。誰もが持つクリエイティブな心、「ワンダーパワー」。あなたの未知なるワンダーパワーを存分に開花してみては。さあ、踏み出そう。
改めまして、今回取材にご協力いただいたWPU新宿の皆様、誠にありがとうございました。
(取材日:2024.12.5)
施設概要
住所:〒160-0023 新宿区西新宿7-10-5
アクセス:大江戸線・新宿西口駅から徒歩1分
丸の内線・新宿駅から徒歩3分
新宿駅西口から徒歩5分
チェックイン: 15:00
チェックアウト: 11:00
公式サイト:https://wpu-shinjuku.com/hotel/
※本記事で使用している写真は「WPU新宿」様より許可を取って使用しています。