パークホテル東京は、芝パークホテル(東京・港区・1948年創業)の姉妹ホテルとして誕生した。客室数は268室、汐留メディアタワーの26階から34階が客室となっている。
25階に到着し、パークホテル東京のアトリウムに入ると天井が吹き抜けとなっており、開放感のある空間が広がる。ここでは都内最大級の高い吹き抜け、広いフロア、ガラスの向こうに東京タワーを見ることが出来る。周りを見渡してみると、ここで休んでいる宿泊客は多く、ゆったりとした時間を過ごしていて、とてもくつろいでいる様子であった。また、アートを媒介に日本の美意識のひとつでもある「設え」によるおもてなしがゲストを出迎えている。展示されているアートは購入することも可能であり、実際に購入していく宿泊客もいる。
パークホテル東京では、日本文化をゲストが体感出来る取り組みを行なっており、その一つとしてゲストが回廊を美術館のようにアート作品を観覧することが出来る展示空間「Corridor Gallery」を併設している。「Art for all(アートを全ての人に)」のテーマのもと、26階から34階まで全客室フロアの回廊に設けられた様々なテーマの作品が展示されており、ホテルにいながらまるで美術館にいるかのような体験をすることが可能である。
また「アーティストルーム」という客室が全客室のうち41部屋ある。これらは、アーティスト・イン・レジデンスのホテル版である「アーティスト・イン・ホテル」というアーティストが壁に直接絵を描いているため、部屋そのものが作品空間となっている。実際にその部屋へと入ってみると、どこを見ても絵が描かれており、まるで絵の世界に閉じ込められたかのようであった。一室ごとに絵のテーマは異なっていて、城がテーマであったり、源氏物語がテーマであったりする。それぞれの部屋ごとで、その時代へとタイムスリップしたかのような体験ができる。
いかがだっただろうか。日本の美意識が体感でき、まるで泊まれる美術館のようだ。非日常を楽しむことが出来る天空のアートホテルに是非一度、宿泊してみることを私はお勧めしたい。
改めまして、今回ご協力いただいたパークホテル東京の皆様、誠にありがとうございました。
施設概要
住所:東京都港区東新橋1-7-1汐留メディアタワー
アクセス:
[電車の場合]
都営地下鉄大江戸線、東京臨海新交通臨海線ゆりかもめ「汐留」駅より徒歩1分
JR、営団・都営地下鉄「新橋」駅より徒歩7分
[お車の場合]
東京駅より約8分、首都高環状2号線汐留ICより約2分
羽田空港より約20分、成田空港より約60分
価格:14,875円(1室2名利用時の1名あたりの料金・税金、サービス料含む)
客室数:268室(26〜34階)
チェックイン/アウト:15時/11時
公式サイトおよびご予約はこちら:https://parkhoteltokyo.com/ja/
※本記事で使用している写真は「パークホテル東京」様より許可を取って使用しています。