元町中華街駅の長い地下通路を抜け地上に出ること徒歩1分、横浜市の歴史的建造物にも認定されている「ホテルニューグランド」が見えてくる。クラシックホテルとは戦前から建物を変えずに営業している歴史の長いホテルのことをさし、その数は少なくとても貴重になっている。また、近年急速に発達しているAI化とは反対にエレベーターの音声は人の生の声を聴いてもらうためにコンシェルジュの声が流されており、人の温かみを感じることができる。
ホテルニューグランドはタワー館と本館から成り立っており、タワー館は1992年に設立されたため比較的新しい造りとなっている。タワー館のスーペリアフロアのみ他社ホテルではあまり見たことがないであろうベッドの高さの調整、マットレスの追加も可能なエキストラベッドがあり、3人以上で泊まりに来た際にも全員が快適に過ごすことができる。本館はクラッシックホテル特有の重厚感あふれる造りとなっており、通常のホテルでは体験できない、異国のお姫様になったような気分を味わうことができる。
次に学生におすすめしたいのがアフタヌーンティーである。普段とは異なった噴水の見える異国情緒を感じられる庭園を見ながら、季節によってコンセプトが変化するアフタヌーンティーはおしゃれなひと時を味わうことができる。フォトジェニックな写真映えするアフタヌーンティーは、女子大生にうってつけである。大切にしたい記念日や誕生日にアフタヌーンティーで背伸びしてみるのはどうだろうか。
そして本館1階コーヒーハウス ザ・カフェで食べることができる定番の人気メニューのおすすめはシーフードドリアとスパゲッティナポリタンだ。お値段はドリアが3,000円ほどでナポリタンが2,000円ほどと学生目線ではお高めにはなっているが、“食のニューグランド”として発展してきたホテルの味へのこだわりを堪能できる味わいだ。自分へのご褒美として注文してはどうだろうか。
またホテルから歩いてすぐのところに「S.Weil by HOTEL NEW GRAND」があり、ナポリタンが贅沢に使われたナポパンプレミアムの販売がされており、ニューグランドのナポリタンの味をお持ち帰りできる。私たちも実際に購入したが、普段食べているナポリタンよりも麺がもちもちしておりとてもおいしかった。
ニューグランドにはタワー館最上階に結婚式場も併設されている。学生が利用する機会はあまりないと思うが、学生のうちにニューグランドに宿泊した人が将来ここで挙式を開くことになったらとてもロマンチックだな、なんて考えてしまう。
いかがだっただろうか。中華街や山下公園、みなとみらいへのアクセスも良い上に、クラッシックホテルの歴史を肌で感じることができるホテルニューグランド、ぜひ一度訪れてみてはどうだろうか。
改めまして、今回取材協力いただいた「ホテルニューグランド」の皆様、誠にありがとうございました。
施設概要
住所:神奈川県横浜市中区山下町 10番地
アクセス:横浜高速鉄道みなとみらい線 元町・中華街駅 1番出口より徒歩1分
横浜駅から車で約15分
価格:35,200円~(2名1室朝食付き)
公式サイト:ホテルニューグランド
※本記事で使用している写真は「ホテルニューグランド」様より許可を取って使用しています。