Hotel

旅とアートが交錯する場所 |ONE@Tokyo

東京スカイツリーの最寄り駅「押上駅」から徒歩約3分と近い場所に存在する「ONE@Tokyo」。訪れる人の目を一番に惹くのは木の枝が折り重なっているようなデザインの外観だ。このデザインは、実は日本を代表する有名な建築家である隈研吾氏が手掛けている。建物自体がアート作品としての側面を持ち、押上の町のランドマークとしても親しまれている。ホテルを彼の作品と捉え、隈研吾氏のアートの世界を感じるために宿泊するゲストもいるくらいだ。

扉を抜けて広がるのはスタイリッシュな空間。近代的なコンクリートの壁や天井から剥き出しになったパイプが涼やかでモダンな印象を与える。しかし木目調のインテリアや観葉植物、天井や壁に下げられた白いカーテンがどこか柔らかく、暖かさを感じさせてくれる。

フロントの横にはカフェが併設されている。その名も「@lobby cafe」。コーヒーや紅茶、日替わりのデトックスウォーターをはじめとしたウェルカムドリンクやクッキーなどの無料提供が滞在者として嬉しいポイントだ。朝は7時~10時の間だけコーヒーに合うパンも無料で提供している。どれも有名なパン屋から提供してもらっているこだわりのパンだそう。滞在時の朝食にいかがだろうか。

さて、ここでONE@Tokyoこだわりの部屋を紹介しよう。「ライブラリースイート」と名がついたこの部屋は読書家のためのプライベートな書斎をイメージして作られた部屋で、部屋の中に本棚があり、日本のもの、海外のもの、ジャンル問わず置かれている。読書家ならば夢のような空間だ。滞在中は時間を忘れて本を読み耽るのも良いかもしれない。

「ライブラリースイート」の他に、芸術家のアトリエをコンセプトとした「アトリエスイート」も存在し、部屋によって異なる世界観を堪能できる。どの部屋も壁を作らず、空間を広く取り、また透け感のある白いカーテンを引くことで解放感を演出している。ちなみに部屋やインテリアのデザインも全て隈研吾氏によるものだ。

ルーフトップのテラスは昼と夜で変幻自在だ。おすすめは夜。押上の夜景を背景に、ライトアップされたスカイツリーが眺められる。ここに来れば、何ともロマンチックな雰囲気を体感できる。家族と来るもよし。友達と来るもよし。……せっかくなので、誰か大事な人とこの空間を楽しんではいかがだろうか。

隈研吾氏の独創的なデザイン性を売りにし、ホテル自体を観光地としてアピールすることで学生をはじめとした若い人、またはインバウンド客に日本の美しさというものを訴えかけている。



いかがだっただろうか。尽きない魅力を語るのはこのくらいにしておこう。自身で訪れて、旅とアートの新たな組み合わせを体感し、魅力を発見してみては。
改めまして、今回取材にご協力いただいた「ONE@Tokyo」の皆様、誠にありがとうございました。

施設概要



住所:
〒131-0045 東京都墨田区押上1-19-3
アクセス:
(電車でお越しの方)
押上駅(京成線/都営浅草線・東京メトロ半蔵門線・東武B3出口)から徒歩3分
東京駅(東京メトロ丸ノ内線・半蔵門線で押上駅まで約30分)から車で約30分
(空港からお越しの方) 
成田空港から 京成線アクセス特急で押上駅まで約54分 車で約70分
羽田空港から 京急線快速特急で押上駅まで約36分 車で約60分
チェックイン:15:00
チェックアウト:11:00

価格:15,600円~(2024年11月時点)

※本記事で使用している写真は「ONE@Tokyo」様より許可を取って使用しています。


公式サイト・ご予約はこちら:【ホテル公式】ONE@Tokyo (onetokyo.com)

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