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  • 本物のクリエイティブを届け人を繋ぐ、TOKYOのココロオドル中心地|WPU新宿

    日本の中心地、新宿。多くの情報と人々が行き交うこの街で、ホテル&レジデンスの「WPU新宿」はクリエイティブの発信地となっている。

    大通りに面して西口から5分ほど歩みを進めると、エスカレーターを上がった先にホテルロゴのネオンライトとイロドリ豊かなサウンドブースが出迎える。このサウンドブースでは、音楽配信やラジオ、ポッドキャストなどのさまざまなイベントに利用することができる。実際に「303号室」という名前で定期的にラジオ配信がされており、世界的に名を馳せるラジオパーソナリティーを日本に招き、「ラジオ」という「本物 」を世界へ届けている。

    楽しそうな香りにそそられながら入口をくぐると、ミッドセンチュリー家具に囲まれたフロントでチェックイン。隣接するラウンジでは、館内にはラジオのアーカイブがBGMとして馴染み、文化の異なる多くの人が自分の作業に没頭している。

    WPU新宿で働くスタッフは皆海外の経験を持っており、クリエイターをするかたわらここで働いているという。スタッフ同士での会議や宣材写真撮影もこの空間で行われている。それぞれが持つこだわりがぶつかり合い、より尖り、アイデアが光り出す。そんなクリエイティブを生み出す様子を目の当たりにするだろう。

    フロント右奥を進むと、真っ白なキャンバスのような空間が広がる。ここは付帯施設であるレンタルスペースのGalleryである。従来のホテルにあるような宴会場のような役割であるが、披露宴などのイベント利用にとどまらず、アトリエや個展会場や、ダンスでクリエイティブを届けるクリエイターたちの練習場所としての利用も可能である。「リプロダクトではなく本物を届ける」という使命から音響や照明にも力を入れており、多くのアーティストが新たな才能を披露するWPU新宿ならではの空間となっている。

    このホテルの大きな特徴の1つともいえるのが、ホテルとレジデンスの融合である。5パターン206室の客室と学生レジデンスを組み合わせた宿泊施設であり、入居者の半数以上を日本にインターンに来ている留学生が占め、多国籍な人々で満室である。

    また、学生レジデンスの部屋タイプは「多様性」というコンセプトと一致するミッドセンチュリー家具で構成されており、Raised Bed TypeとRegular Bed type の2タイプで、光熱費や通信量を含めた上で部屋の広さに合わせて価格を選択することができる。全室個別バス・トイレが完備されており、男女別のLAUNDRYや24時間利用可能なKITCHENETTEなどの付帯施設が7〜10階で利用することができる。

    「人と人を繋ぐ場」という役割から居住者向けの多くのアクティビティが行われており、クリエイティブな学生のイキイキとした雰囲気を感じることができる。

    ※現在館内のリニューアル工事を行なっており、部屋タイプは改装予定です。

    また、このホテルの玄関口となるのが一階に併設されたCAFEである。このカフェの特徴は、ランチタイムとディナータイムで全く違う顔を持つことだ。特に、ディナータイムにはミュージックバーに変化し、近隣施設と関わりを持ちながら音楽イベントを中心に、新宿のディープな魅力を発信するイベントを月15〜20回ほど開催している。

    ここは一般利用も可能で、入居者は割引価格で利用することができるため、ホテルという閉鎖的な空間にとどまらない「繋がり」を生んでいる。

    いかがだっただろうか。東京のど真ん中、新宿で新進気鋭のクリエイターたちが本物を発信し続ける「WPU新宿」。そこにはたくさんの出会いに溢れており、クリエイティブの輪が生まれ、繋がり、広がっている。誰もが持つクリエイティブな心、「ワンダーパワー」。あなたの未知なるワンダーパワーを存分に開花してみては。さあ、踏み出そう。
    改めて、今回取材にご協力いただいた「WPU新宿」の皆様、誠にありがとうございました。

    ※ 当記事で使用している写真は「WPU新宿」様より許可を取って使用しています。


    施設概要

    住所:
    東京都新宿区西新宿7-10-5

    アクセス:
    大江戸線 新宿西口駅から徒歩1分
    丸の内線 新宿駅から徒歩3分
    新宿駅西口から徒歩5分

    チェックイン時刻:15:00
    チェックアウト時刻:11:00

    https://hotel.wpu.co/ja/shinjuku/

    当記事は2025年4月10日に公開した記事を一部再編集し、noteにアーカイブとして残したものです。

  • ネイバーフッドの息づく隠れ家空間で、本当の自分へ|ホテルインディゴ箱根強羅

    箱根の奥深い自然と豊かな文化が息づく強羅の地に佇む「ホテルインディゴ箱根強羅」は、“本当の自分に戻る安らぎの隠れ家”というコンセプトを掲げる、唯一無二のライフスタイルホテルである。ここでは、四季折々に移ろいゆく箱根の山並みや、清流・早川のせせらぎに包まれながら、自分らしさを取り戻すかけがえのないひとときを過ごすことができる。

    すべての客室に備えられた宮城野温泉の源泉かけ流し露天風呂は、このホテル最大の魅力の一つ。窓辺に広がる雄大な自然を眺めつつ、良質な湯に身を沈めれば、心身はじんわりとほぐれ、外界から解き放たれたような静かな満足感を得られることだろう。さらに、各部屋にはミニバーが完備され、地元産のお酒から厳選のウイスキー、さらには手軽に楽しめるビールやなど、多彩なドリンクで自由な時間を演出する。

    客室内には、地元・箱根の文化や歴史がさりげなく溶け込んでいる。例えば、壁面に配された写真は老舗「島写真館」が切り取った箱根の風景をモチーフとし、空間そのものが一種のギャラリーとなっている。また、洗練されたインテリアの中には、箱根寄木細工がオブジェやモノグラムとして巧みに用いられ、職人技が息づくディテールが人々の感性を刺激する。隠れたユーモアやモダンな色使いは、伝統と現代が絶妙なバランスで交差するホテルインディゴ特有の世界観を象徴し、訪れるたびに新たな発見をもたらしてくれるだろう。

    レセプションを抜けると、炎と水のエレメントをテーマにしたレストラン&バーエリアが広がる。高い天井と解放的な空間が、ゲストの感覚を心地よく解き放ち、歌川広重の浮世絵作品や箱根寄木細工、そしてスタイリッシュなアートピースが、ここが単なる“食事をする場”を超えたクリエイティブな社交空間であることを物語る。

    レストランでは、国内でも珍しい2台の薪グリルが稼働し、季節ごとに厳選された地域食材をふんだんに用いた料理が提供される。旬の魚や野菜、箱根周辺で育まれた滋味あふれる食材を、香り豊かな薪火でグリルすることで引き出される旨味は、五感を優しく満たす。また、バーには数多くのジャパニーズウイスキーやオリジナルカクテルがラインナップされ、新たな味わいとの出会いを期待できます。上質空間の中で大人の時間をより豊かに彩るだろう。

    また、ホテルインディゴ箱根強羅には、共用のスパエリア「サーマルスプリング」があり、ここでは日常から遠く離れた非日常的な体験が待っている。中央に配された大きなモニターに映し出される箱根の美しい風景を眺めながら、露天風呂やジャグジー、サウナ、歩行浴など多彩な温浴体験を心ゆくまで楽しむことができる。このスパは、まさに心と身体を解きほぐすために存在する“ウェルネスの聖域”と呼ぶにふさわしい空間である。

    さらに、中庭には足湯を備えたおしゃれなバーテラスが広がり、遮るものなく移り変わる箱根の自然を楽しむ特等席が用意されている。ここで深呼吸すれば、五感が研ぎ澄まされ、ゆったりとした時の流れが心を落ち着かせる。24時間利用可能なフィットネスジムには大きなモニターが設置され、時間や天候を問わず、気分に合わせた運動習慣を維持できる。

    また、リラックスルームには箱根に所縁ある苔が配され、地域の自然や文化へのリスペクトが感じられる静謐な空間となっている。ここでは、旅の計画を練ったり、読書や瞑想を楽しんだり、創造的なアイデアを膨らませたりするのにうってつけのひとときを過ごせるだろう。

    地域の芸術や風土を、モダンかつスタイリッシュに取り入れたこのホテルは、箱根という土地そのものを体感できる“ネイバーフッドの拠点”である。目に映る風景、体に染み込む温泉、舌を楽しませる旬の味覚、耳に響く自然の音色、そして作品やデザインに込められたアートの息吹。このすべてが、“本当の自分”へと回帰する旅の舞台装置となる。

    五感を解放し、心身が自然と一体となるようなクリエイティブな滞在を、ぜひ「ホテルインディゴ箱根強羅」で体験してみてはいかがだろうか。
    改めて、今回取材にご協力いただいた「ホテルインディゴ箱根強羅」の皆様、誠にありがとうございました。

    ※ 当記事で使用している写真は「ホテルインディゴ箱根強羅」様より許可を取って使用しています。


    施設概要

    住所:
    神奈川県足柄下郡箱根町木賀924-1

    アクセス:
    東海道新幹線 東京駅から小田原駅まで35分+シャトルバスでの送迎
    小田急線 新宿駅から小田原駅まで90分+シャトルバスでの送迎

    チェックイン時刻:15:00
    チェックアウト時刻:11:00

    https://hakonegora.hotelindigo.com/

    当記事は2025年3月25日に公開した記事を一部再編集し、noteにアーカイブとして残したものです。

  • 多様な人が交錯する場所|THE KNOT TOKYO Shinjuku

    都庁前駅から徒歩約4分と近い場所にある新宿のライフスタイルホテル「THE KNOT TOKYO Shinjuku」。目の前には緑豊かな新宿中央公園が見える。都心にあるこのホテルが、その機能を超えて多様な人にとっての「憩いの場」になっているのを感じた。

    扉を抜けて広がるのは洒落た造りのロビーだ。ロビーに置かれたクリスマスツリーがやって来た人々を出迎え、見る者を楽しませる。実は季節やイベントによってロビーに置くオブジェが変わる。来るタイミングでロビーの姿が変わるのも魅力の1つである。

    MORETHAN BAKERY

    ロビー向かって左手には良い香りを漂わせるパン屋「MORETHAN BAKERY」が存在する。棚には種類豊富で美味しそうな菓子パンやサンドイッチ、クロワッサンなどが並ぶ。ここは、宿泊者はもちろん、地元の人からも愛される人気のパン屋である。パンをテイクアウトして、お好みで紅茶かコーヒーを片手に中央公園を散策するのがおすすめの過ごし方だ。ぜひ試してみてはいかがだろうか。

    MORETHAN TAPAS LOUNGE

    ロビー右手、パン屋の向かいには「MORETHAN TAPAS LOUNGE」も存在する。ランチビュッフェでは、レストランこだわりのハムやサラダ、焼き立てパンなどを求めてたくさんの人々が賑わう。モーニングは宿泊者限定だが、ランチタイムからディナータイムは宿泊者以外も楽しめるので、友達と、家族と、あるいは恋人とちょっとだけ贅沢な食事に赴くのも良いかもしれない。

    MORETHAN GRILL

    階段を上って2階にあるレストランは「MORETHAN GRILL」。ランチやディナーだけでなく、バーとしても開いているのが魅力である。料理とお酒と、そしてこの空間をゆったりと楽しむのも良いだろう。

    さて、ここで「THE KNOT TOKYO Shinjuku」が誇るこだわりの部屋を紹介しよう。今回は2つの部屋を紹介したい。

    1つ目はパークビューだ。「パーク」と名が付いているように、この部屋からは新宿中央公園が望める。窓から公園を眺めることで季節を体感できるのが一番の特徴だ。今回は紅葉を見ることができた。夜になればライトアップもされるので昼と夜で窓から見える景色が違うのも魅力の1つと言えるだろう。

    パークビュー

    2つ目はテラススイートだ。この部屋はホテルで一番大きな6人部屋で、ダイニングにキッチン、リビングまで備わっている。加えてオーナー自ら選んだデザイン性の高いオブジェを部屋の中に設置し、装飾にもこだわっているそうだ。空間を広々と使えるので家族や友達との滞在に利用し、パーティーを開いてみる、そんな想像が膨らむ部屋だ。

    テラススイート
    キッチン(左)・デザイン性の高いオブジェの数々(右)

    また、1階にあるセンターテーブルや2階のラウンジスペースは宿泊客だけでなく、訪れた人々にも開放している。休むもよし、会話を楽しむもよし、時には仕事をするもよし。多様な人にとっての、多様な空間として機能していた。

    1階「センターテーブル」(左)・2階「ラウンジスペース」(右)

    いかがだっただろうか。尽きない魅力を語るのはこれくらいにしておこう。「THE KNOT TOKYO Shinjuku」は、その名の「KNOT(フランス語で結び目の意味)」にあるように、人と人とが交錯する場所を目指している。ここには、あらゆるライフスタイルが詰まっているのだ。次は自身で訪れて、多様な人に出会い、ライフスタイルに彩を添えてみては。
    改めて、今回取材にご協力いただいた「THE KNOT TOKYO Shinjuku」の皆様、誠にありがとうございました!

    ※ 当記事で使用している写真は「THE KNOT TOKYO Shinjuku」様より許可を取って使用しています。


    施設概要

    住所:
    東京都新宿区西新宿4-31-1

    アクセス:
    地下鉄大江戸線 都庁前駅A5番出口より徒歩4分
    JR 新宿駅西口より徒歩14分

    チェックイン時刻:15:00
    チェックアウト時刻:10:00

    https://hotel-the-knot.jp/tokyoshinjuku/

    当記事は2025年3月10日に公開した記事を一部再編集し、noteにアーカイブとして残したものです。

  • ヨーロッパ風の洗練された空間で快適なひとときを|KOKO HOTEL Premier 日本橋浜町

    都営新宿線浜町駅から徒歩1分にある「KOKO HOTEL Premier 日本橋浜町」。近くには浜町公園があり、隅田川が流れている。都内とは思えないほど、落ち着いた街にあるこのホテルは、東京での新しい旅のスタートになるだろう。

    中に入ると白を基調にしたヨーロッパを思わせる空間が広がる。右手には高い天井と、大きい窓からなる開放的なレストランが。入った瞬間から日常を忘れさせる高級感のあるロビーに、これから始まる滞在への高揚感が増す。

    客室も、モノトーン調で整えられ、洗練された空間でくつろぐことができる。また、どの部屋も大きな窓からの眺望が抜群で、高層階では東京スカイツリーが見える部屋があり、低層階では木々の美しい緑、秋の見ごろであれば銀杏の紅葉を拝むこともできる。

    KOKO HOTELは、滞在に特化しており、快適に過ごせる工夫も。バスルームでは、バスタブとシャワーが分かれているため、ゆったりお風呂時間を楽しめる。アメニティはロビーにアメニティバイキングがあり、入浴剤などが豊富にそろっている点も魅力的だ。さらにはJILL STUARTのインバス&アウトバスアメニティセット付プランもあるため、予約サイトをチェックしてみてほしい。

    1階のレストランでは宿泊していなくてもモーニング、ランチどちらも楽しめる。ここではホテル併設ベーカリー「ルサンク」の焼き立てパンをいただくことができ、ランチにはスープ・サラダバイキングも堪能できる。モーニングで気持ちのいい朝を迎え、ランチでは友人と談笑しながら過ごすなど、時間を忘れて食事ができる空間になっている。ベーカリーだけでも利用できるため、ぜひ立ち寄ってみては。

    KOKO HOTEL Premier 日本橋浜町の大きな特徴の一つは「駅チカ」であること。都営新宿線浜町駅より徒歩1分という好立地であり、若い女性2人組でも安心して利用することができる。また浜町という土地はベッドタウンであり、繁華街のように雑然としておらず夜は非常に静かだ。そのため、落ち着いた空間でゆったりとした滞在が可能である。

    このホテルは、浜町やその周辺の「まち」とのかかわりも持っている。ホテルの向かいには明治座があり、観劇後すぐにホテルでゆっくりできるという点でも利用者が多いそうだ。また周辺にはホテルの数が非常に少ないため、人形町の商店街の方々がこのホテルを紹介してくれることも多いらしい。このように、このホテルは地域と密着している。

    おすすめの過ごし方は、自然を楽しみ、まちを散策することであろう。ホテルの近くにあり、区立公園の中で最大の広さを持つ浜町公園をはじめとして、周辺では緑を豊富に感じられる。ホテルすぐ横、浜町公園の入口にあたる道は、取材時は銀杏並木が見頃であり、銀杏並木が有名なほかの場所よりも静かに楽しむことができる。この道を抜け、浜町公園の先には隅田川がある。並木道から隅田川へのルートは、朝の散歩にぴったりだ。ホテルの長期滞在者の中には、公園周辺をランニングした後にホテルでの朝食を楽しむという方もいるそうだ。

    またこのホテルは都営浅草線人形町駅からも徒歩7分という場所に位置しており、街の治安の良さという要素もあいまって、夜の人形町を散策することもおすすめである。夜の歴史ある下町を散歩してみるのはいかがだろうか。

    季節限定にはなるが、隅田川花火大会を楽しむのにぴったりな部屋もある。最上階にある、大きな窓から花火を眺めることができる客室だ。花火の音は聞こえないものの、部屋の中で周囲を気にせず花火を堪能でき、友人や恋人など大切な人と特別な時間を過ごすことができるのもこのホテルの魅力のひとつだろう。

    いかがだっただろうか。モノトーンを基調とした高級感あふれる空間での滞在と、東京にいながら下町情緒あふれる街並みや豊かな自然を満喫してみては。改めて、今回取材にご協力いただいた「KOKO HOTEL Premier 日本橋浜町」の皆さま、誠にありがとうございました。

    ※ 当記事で使用している写真は「KOKO HOTEL Premier 日本橋浜町」様より許可を取って使用しています。


    施設概要

    住所:
    東京都中央区日本橋浜町2‐30‐4

    アクセス:
    都営新宿線 浜町駅より徒歩1分
    都営浅草線 人形町駅より徒歩7分

    チェックイン時刻:15:00
    チェックアウト時刻:11:00

    https://koko-hotels.com/nihonbashi_hamacho

    当記事は2025年2月26日に公開した記事を一部再編集し、noteにアーカイブとして残したものです。

  • 「あたりまえ」が「特別」に感じられる旅|まちやどhanare

    日暮里駅を降りると、都内とは思えないほど静かで穏やかな時間が流れている。そんな街・谷中に、「まちやどhanare」はある。しかし、その名前の建物は存在しない。

    通常のホテルは、一つの建物の中に宿泊、食事、入浴、娯楽などの機能をあわせもつものが一般的である。しかし、今回紹介する施設は、そのような従来のスタイルとは正反対の特徴を持っている。単に一つの建物に完結したホテルではなく、まち全体を一つの大きなホテルに見立てることで地域と一体になったホテルだ。

    コンセプトを見事に表現しているロゴ

    まちやどhanareのコンセプトもこれを表している。コンセプトは「The whole town can be your hotel」。そこには谷中というまち全体をホテルのように見立てて過ごしてほしい、という思いが込められており、コンセプトはロゴにも表れている。

    レセプションの機能を持つ建物である「最小文化複合施設HAGISO」を中心として、谷中という街の中にお客様の滞在のキーポイントになる場所が広がっており、それらは互いにつながりあっている、ということをたくみに表現しているのだ。

    まちやどhanareでの滞在の魅力は、そのまちの魅力を自分の力で発見し、体験することにある。そのため、チェックインの際にはコンシェルジュの説明とともに、スタッフの方々が作成した谷中のまちのマップを配布している。このマップのポイントは、表面と裏面で「デイマップ」と「ナイトマップ」に分けられているところだ。

    まちの中にあるレストランや居酒屋、文化体験ができる施設などは昼夜で営業時間が異なったり、おすすめしたい時間帯が異なることがある。昼夜分かれているのはお客様にまち歩きを満喫してほしいからこその工夫である。また、コンシェルジュにおすすめを直接聞いてみると、マップにも載っていないまち歩きに関する情報を聞くことができるかもしれない。

    また、まちやどhanareには、「あたりまえ」に日常にあるものに価値を与え、「特別」に感じられるような体験がたくさんある。

    一つ目は、HAGISOの一階にある「HAGI CAFE」で提供される朝食だ。この朝食のテーマは、「旅する朝食」。実際にスタッフの方々が日本各地を旅して、旅の中で出会った人や食材を見つけ、その体験をそのまま朝食で再現しているという。谷中にいながら日本の色んな地域、体験を想像しながら朝食を楽しむことができる。半年に一回程のペースで旅する地域が変わるのだそう。あらゆる地域を旅した気分になることができ、何度も足を運びたくなる。

    二つ目は、客室に用意されている「アメニティ重箱」の存在だ。客室にはバスタオルやシャンプーなどのアメニティが置かれているのだが、それとは別に、お菓子や日記、鉛筆などのアメニティを二段に分かれた重箱に入れて客室に設置している。これは「当たり前のものが特別に見える」というhanareのコンセプトをアメニティに落とし込んだもので、普通のアメニティでも机にそのまま置くのではなく、特別感のある宝箱のように置くことでお客様のワクワク感や受け取り方は変わってくる。hanareに宿泊し谷中のまちを満喫すると、つい日記を書きたくなることだろう。

    客室のすりガラスも魅力的だ。このすりガラスは、宿泊棟が最初に建った時からあるものをそのまま利用しており、部屋ごとに違う柄を楽しむことができる。部屋の名前もこのすりガラスの柄に由来しており、宿泊した際には、自分の部屋に特別感、愛着が湧いてくるのではないだろうか。

    インタビューにご協力してくださったスタッフの方におすすめの過ごし方を尋ねたところ、おすすめの過ごし方はその人次第だという。そこには、「当たり前に溶け込んでいるものにその人の視点で美しさを見出してほしい」という気持ちが込められており、スタッフの方々も、まち歩きに関してあまり詳細な情報を与えすぎないように心掛けているそうだ。同じ時間を過ごしていても、まちやどhanareでの滞在で得られる感動や思い出は、人それぞれかもしれない。

    いかがだっただろうか。是非自らの足でまちを歩き、自分だけの「あたりまえ」で「特別」な魅力を探していただきたい。改めて、今回取材にご協力いただいた「まちやどhanare」のみなさん、誠にありがとうございました。

    ※ 当記事で使用している写真は「まちやどhanare」様より許可を取って使用しています。


    施設概要

    住所:
    東京都台東区谷中3-10-25

    アクセス:
    JR線・京成本線 日暮里駅より徒歩約5分
    東京メトロ千代田線 千駄木駅より徒歩約5分

    チェックイン時刻:15:30~20:00
    チェックアウト時刻:11:00

    https://hagiso.com/hanare/

    当記事は2025年2月10日に公開した記事を一部再編集し、noteにアーカイブとして残したものです。

  • 川の流れに身をゆだねて|LYURO 東京清澄 by THE SHARE HOTELS

    清澄白河駅から約10分歩くと「LYURO 東京清澄」が見えてくる。『川の流れのように、旅する』そんなコンセプトのもと、あなたと世界をつなぐ新たな流れがここにある。ここでは、あなただけの特別な旅がきっと見つかることだろう。

    LYUROは1988年竣工のオフィスビルをリノベーションし、ホテルに改装され、2017年に開業し開業してから、長年地元の人から愛され続けてきた。”ここが拠点となり江東区や清澄白河の魅力を知って欲しい、そんな取り組みを今後も展開出来たら良いと思う”と、私たちを案内してくださった藤田さんはそう述べる。今回はライフスタイルホテルとして愛され続けるLYUROについてその魅力を伝えていきたいと思う。

    ルームサイン

    隅田川に面していることから館内は川・水・流れといったイメージをモチーフに様々な青が用いられている。4〜6階は水波をイメージして奥に行けば行くほど青が濃くなっていたり、ドミトリールームとエコノミールームがある3階の廊下はペイントで波が描かれたカジュアルな造りになっていたりと、些細な工夫にあっと驚く。

    また、ルームサインにはまるで水中に数字が浮かんでいるようなガラス加工がされており、思わず手を伸ばしたくなってしまう。そして館内にはドアプレートやクッション、エレベーターなど至る箇所に水に関する要素が組み込まれているので友達と探してみても面白いのではないだろうか。

    個室タイプ7種27室のうち隅田川を眺めることができるリバービューのお部屋は全22室あり、夜になると窓から見える橋のライトアップはとてもロマンチックだ。またドミトリータイプのベッドも用意されており、一人旅行からグループ旅行まで幅広いニーズに対応している。

    その中でも学生におすすめしたい部屋タイプはBunk with River View and Shared Bathroomである。窓が大きく、景観も良い上に値段もリーズナブル。そして二段ベッドで最大4人まで宿泊できるので和気藹々とした時間を過ごすことができ、大学生にはうってつけの部屋である。

    かわてらす

    昼間は隅田川に面した都内最大級の‟かわてらす”でホテルに併設されているCLANN BY THE RIVERで買ったコーヒーを飲みながらおしゃべりをしたり、東京の下町の裏道を自転車レンタルをしておしゃれなカフェやパン屋さん巡りをするのも楽しいだろう。またカフェ以外にもお手頃な雑貨屋や古着屋、そして美術館や清澄庭園があるのでアートや自然も楽しむことができる。

    そして夜は近くの銭湯に。清澄白河には二軒の銭湯があり、どちらもなんとサウナ付き!(スタッフの方のおすすめは「ととけん」という銭湯)心も体もリフレッシュした後にはお部屋でお菓子を広げて贅沢なホカンスを。駅から少し離れているため日常の騒々しさとは異なり、静かにゆっくりと過ごしてみるのはどうだろうか。

    今回紹介したLYUROは清澄白河以外にも浅草(KAIKA)や北海道(HakoBA)、金沢(KUMU,HATCHi)、京都(RAKURO,TSUGU)、奈良(MIROKU)、広島(KIRO)に展開されており、それぞれ異なったコンセプトがあるので旅行したときにはこれらのホテルにもぜひ宿泊してみてほしい。

    いかがだっただろうか。都会の騒音から離れ、水と共存しているかのような穏やかな気分でいつもとは異なる休日を満喫してみては。改めて、今回ご協力いただいた「LYURO 東京清澄」の皆様、ありがとうございました。

    ※ 当記事で使用している写真は「LYURO 東京清澄」様より許可を取って使用しています。


    施設概要

    住所:
    東京都江東区清澄1-1-7

    アクセス:
    東京メトロ半蔵門線 水天宮前より徒歩10分
    都営大江戸線 清澄白河より徒歩10分

    チェックイン時刻:15:00
    チェックアウト時刻:10:00

    https://www.thesharehotels.com/lyuro/

    当記事は2025年1月25日に公開した記事を一部再編集し、noteにアーカイブとして残したものです。

  • 「東京にあって東京にない」からこそできるWell-beingな体験を|SORANO HOTEL

    昭和記念公園の目の前に位置する「SORANO HOTEL」。館内に入るとグエナエル・ニコラ氏が手掛けた設計の数々に目を奪われる。客室はもちろんのこと廊下やエレベーターホールなど、館内の至る所に繊細な技巧が散りばめられており、訪れる時間によって、違った様相を見せてくれる。

    客室はスタンダードルームでも52㎡とゆとりのある空間となっている。全室から見られる昭和記念公園の美しい自然は四季の移ろいを味わうことができ、バルコニーから見える景色は東京にいることを忘れさせるものがある。犬種問わず、愛犬と一緒に泊まることのできる部屋もあり、公園に行って散歩に出かけるのも良いだろう。

    また、エコファーストをホテルのスタンダードにしているため、歯ブラシのような、一回で使い捨ててしまうようなプラスチック製のアメニティーは常備していない。シャンプーやコンディショナーなどは環境にやさしいもの、他にもフェアトレード製品などが使用されており、サステナブルな宿泊体験ができる。

    “DAICHINO RESTAURANT”では、多摩地域や秩父・甲信地方など近隣地域の豊かな産地で生まれる食材をふんだんに使用しており、そのこだわりの味を楽しむことができる。これらの食材がレストランにディスプレイされているのも、その新鮮さを直接感じられる工夫の一つである。また、オープンキッチンになっているので、どのように料理が作られているのか見られるのも魅力だ。朝食は野菜料理が中心で、発酵食品なども取り入れたからだにやさしいものが提供される。

    「ウェルビーイング ─心にもからだにも健やかであること─」をコンセプトにしているSORANO HOTELだからできるWell-beingな体験がいくつもある。

    最上階の11階には60mの長さを誇るインフィニティプールが設置されており、独自に掘削した温泉水を使用しているので一年中楽しむことができる。ここまでの規模のインフィニティプールは都内で唯一無二の場所だろう。晴れている日には富士山を見ることができたり、夜はプロジェクションマッピングを楽しむことができたりと昼と夜では違った雰囲気になっており、訪れる際にはぜひどちらも体験していただきたい。

    また、ナノミストサウナも完備されており、こちらも日本で導入されている例は少なく、サウナ特有の息苦しさがないためサウナ初心者の方にもおすすめである。このほかにも、プールサイド・ヨガなど季節や時間帯にあったプログラムも楽しむことができる。

    いかがだっただろうか。このホテルで提供されるWell-beingな体験の数々に心奪われること間違いない。秋には昭和記念公園の紅葉も堪能することができるのもおすすめポイントのひとつだ。友人とも愛犬とも宿泊することができる上、心も体もリフレッシュできるホテルにぜひ訪れてみては。改めて、今回取材にご協力いただいたSORANO HOTELの皆様、誠にありがとうございました。

    ※ 当記事で使用している写真は「SORANO HOTEL」様より許可を取って使用しています。


    施設概要

    住所:
    東京都立川市緑町3-1 W1

    アクセス:
    JR立川駅北口より徒歩8分

    チェックイン時刻:13:00(和モダンタイプ)/ 15:00(洋タイプ)
    チェックアウト時刻:10:00(和モダンタイプ)/ 12:00(洋タイプ)

    https://soranohotel.com/

    当記事は2025年1月10日に公開した記事を一部再編集し、noteにアーカイブとして残したものです。

  • ホテル女子会や首都圏旅行に激推し|ホテル コメント 横浜関内

    JR京浜東北・根岸線「関内」駅南口より徒歩約5分、羽田空港から電車で35分の場所にある「ホテル コメント 横浜関内」。2024年4月にオープンした本館は多目的アリーナ「横浜BUNTAI」と隣接しており、内装・外装ともに丸い形を意識したかわいらしい印象のデザイナーズホテルである。

    またホテルの名前である「COMENTO」とは、co(共に), come(進む), ent(ご縁),  to(あなたへ)を組み合わせた造語であり、COのスペルを繋がる円(∞)で示し、「t」を「+(プラス)」の形にすることで、「共につながる縁」「無限に広がり進む楽しみ」を表現している。

    私たちが「ホテル コメント 横浜関内」を女子会に激推しする理由として、テンション上がる客室が挙げられる。横浜周辺のホテルには意外にも4人で宿泊できる部屋が少ないのはご存じだろうか。本館は2段ベットの部屋タイプを多く備えており、寝転がりながら友人と永遠に語りつくせる構造になっている。また、丸みを帯びたかわいらしい空間は、誕生日祝いなどのお祝い事にも映えるデザインとなっており、アメニティのスープや紅茶を嗜みながら時を過ごすのも良いだろう。

    さらに、新しいホテルならではの設備であるTVのミラーリング、キャスティング機能も嬉しいポイントの一つだ。これは、自身のスマートフォンとTVを連携させ、映したい動画や写真をそのまま写すことができるという機能である。この機能を使えば、友人へ誕生日サプライズをしたいと思った時、作成した動画やメッセージをその場で大きなTVで流すこともできる。近隣の横浜スタジアムや横浜BUNTAIで推し活を終えた後、余韻に浸るためライブを振り返りながら写真を見返すのもいいだろう(TVではこの機能以外にも、ホテル設備の混雑状況やNetflix、YouTubeなども閲覧可能)。

    また近隣に横浜中華街、横浜スタジアム、横浜BUNTAIが徒歩圏内に存在するといった立地の良さも魅力の一つである。盛り上がったスポーツ観戦やライブの後に冷めやらぬ興奮を語りつくすとともに、翌朝美味しい朝食ブッフェを味わうことができるのもホテルステイの醍醐味ではないだろうか。またホテルに滞在する選択肢をとることで横浜観光にとどまらず、鎌倉などにも足を延ばしやすくなり、余裕を持った1泊2日の小旅行をするのもおすすめである。

    館内には客室のシャワーブースのほかにサウナ付きの大浴場が備わっている(部屋タイプによってバスタブ付きの客室も存在する)。客室で混雑状況を確認しながら、歩き回って疲れた体をゆっくり癒してみては。

    いかがだっただろうか。長くなったがホテルの魅力は、客室定員分の鏡の設置や、枕元にあるスマホ台など、ここに綴り切れない過ごしてみてわかる心地よさがたくさん存在する。女子旅の夜は長い。そんな私たちにとってピッタリなホテルではないだろうか。しゃべり尽くしのホテルステイを、ぜひ試してみては。改めて、今回ご協力いただいた「ホテル コメント 横浜関内」の皆様、誠にありがとうございました。

    ※ 当記事で使用している写真は「ホテル コメント 横浜関内」様より許可を取って使用しています。


    施設概要

    住所:
    神奈川県横浜市中区不老町2-7-2

    アクセス:
    横浜市営地下鉄 伊勢佐木長者町駅より徒歩約4分
    JR京浜東北・根岸線 関内駅南口より徒歩約5分

    チェックイン時刻:15:00
    チェックアウト時刻:11:00

    https://www.hotelcomento-yokohamakannai.jp/

    当記事は2024年12月25日に公開した記事を一部再編集し、noteにアーカイブとして残したものです。

  • 心身温まる、自然由来のお宿|メルヴェール箱根強羅

    強羅駅から徒歩7分程の位置にある「メルヴェール箱根強羅」。コンセプトである“岩に凛と咲く花~自然素材で心とカラダを温め巡らす滞在~”を体現するべく、館内全体は石や岩をイメージしてグレーを基調とした落ち着いた色合いにまとめられている。

    ロビー

    白木を使用した客室には、石や岩の素材感が表れた凹凸模様のカーペットが敷かれており、部屋にいながら自然の温もりを感じられる。

    客室

    宿泊客は20代の女性が多くを占めており、他にもファミリーやカップル、リフレッシュ目的のビジネスマンが利用しているそう。宿泊プランは複数あり、中でも基本会席のセールプランをはじめ、ケーキが付く記念日プランや、スパークリングワインのハーフボトルが付くカップルプランが学生に人気だ。

    全部で6つのタイプがある客室のうち、学生に特におすすめなのは写真にある4名定員の「露天風呂付きロフトツインルーム」だ。ベッドスペースの奥にデスク付きのソファスペースがあるため、女子旅や卒業旅行など、友人との語らいに花を咲かせたいときにぴったりだろう。

    このホテルの目玉と言っても良いのが、薬膳バーだ。常時25種類程の薬膳やハーブが並べられており、24時間好きなときに好きなだけ味わうことができる。メロンや柑橘類をジンに漬けた漬け込み酒や、ちょっとしたお菓子、夏季にはデトックスウォーターも用意されていて、旅を振り返るも良し、これからのことに思いを馳せるも良し、思い思いの時間を過ごしてみては。

    「いろはにほへと…」から始まる薬膳の紹介が書かれた卓番が印象的なレストランでは、朝食と夕食をいただける。朝食には、身体の内側から温まる生姜ご飯や、お出汁の効いたまろやかな味わいの親子丼、自家製スムージーなどが並び、ホッと一息つきながら健康的な一日を始められそうだ。夕食には、会席料理(写真は特選会席)が提供されており、自家製のジャンツォンジャン(ネギ油に刻みにんにくを加えた調味料)や薬膳味噌をお肉やお魚、ご飯のおともにして味わえる。さらには、地酒を含めたアルコール類の飲み放題がセルフサービスで楽しめるのも魅力的だ。

    温泉

    大浴場、ジャグジー風呂、サウナがあり、保湿効果や美肌効果に加え、代謝の活発化も期待できる。身体の芯まで温まった後は、お酢ドリンクやアイスキャンディーを片手に一息つくと良いだろう。

    すべてのフロアに5種類程ある浴衣の中からお気に入りの柄を選べたり、客室内にある湯かごに、コスメやタオルなど必要な小物類をまとめて持ち歩けたりするのも嬉しいポイントだ。女湯には美顔器やReFaのドライヤーが設置されており、女性の美容健康を後押ししてくれる。

    今回紹介した他にも館内には、思わず写真を撮りたくなるような空間のAKARIライブラリーや、旅の思い出に一花添えてくれること間違いなしの写真館といった施設があるので、友人や恋人、家族と楽しんでみてはいかがだろう。

    いかがだっただろうか。箱根・強羅で自然の素材を楽しみつつ、美と健康を意識した旅をしたいとき、ぜひとも利用してみては。
    改めて、今回ご協力いただいた株式会社リロバケーションズの皆様、メルヴェール箱根強羅の皆様、ありがとうございました。


    施設概要

    住所:
    神奈川県足柄下郡箱根町強羅1300-70

    アクセス:
    強羅駅から徒歩5分

    チェックイン時刻:15:00
    チェックアウト時刻:10:00(会員登録による予約は11:00)

    https://www.merveille-hakone.jp/

    当記事は2024年12月10日に公開した記事を一部再編集し、noteにアーカイブとして残したものです。

  • 谷根千の住宅地に佇むホステルライクなホテル|HOTEL GRAPHY根津

    東京メトロ千代田線根津駅から徒歩3分、住宅街の中に佇む「HOTEL GRAPHY根津」。2023年夏にリニューアルしたばかりのこのホテルに一歩足を踏み入れると、海外のホステルにいるような空気を感じさせながら、どこか地元のローカルな雰囲気も漂います。実際に働かれているスタッフさん、取材に訪れた学生の声をもとにその魅力をご紹介します。

    ローカルに出会い、グローバルを感じる

    HOTEL GRAPHY根津が掲げるコンセプトは、“Meet Local, Feel Global”。ホテルの位置する「谷根千」エリアは、東京の中心に位置しながら下町情緒を感じることのできる場所として近年注目を集めています。HOTEL GRAPHY根津は、世界中から訪れる観光客も周辺に住む人々も、誰でも自由に過ごせる空間づくりを目指しています。

    共有ラウンジとカフェ

    HOTEL GRAPHY根津には宿泊客が自由に過ごすための共有スペースが充実しています。ビリヤードをしたり、ソファでゆっくりしたり、使い方は人それぞれ。宿泊客なら誰でも利用できるシェアキッチンで料理をすることもできます。

    海外のホステルのような空間づくりをするHOTEL GRAPHY根津において、共有スペースは人と人とが出会い新たな交流が生まれる場のひとつです。 そして、ホテルにはカフェが併設されており、こちらは宿泊しなくても誰でも利用することができます。

    メニューはさまざまで、ハンバーガーや季節のスープ、ホテル周辺のベーカリーのパンといったものも並んでいました。私たちも取材後手作りのキャロットケーキとチョコレートケーキをいただきました!口いっぱいに優しい甘さが広がりおいしかったです。ぜひ召し上がってみてください!

    客室

    デラックスルームから数名で共用のドミトリーまで、さまざまな種類のお部屋から予算や利用目的によって選ぶことができます。

    プライベートルームの中にはプロジェクターが備え付けられているお部屋もあり、自分たちだけでお気に入りの映画やライブ映像を映し出して楽しむことができます。素泊まりや食事つき、記念日向けなど、自分の希望に合わせることのできる多様なプランが用意されているのもポイントです。

    谷根千の魅力をたっぷり紹介

    ゲストの谷根千での滞在をさらに豊かなものにするために、HOTEL GRAPHY根津ではキュレーションにも力を入れています。館内のラウンジには小さなノートが置いてあり、中にはホテルの近隣のおいしい飲食店などが紹介されています。このノートはなんとスタッフさんたちの手作り!スタッフさんたちが実際に足を運び出会った谷根千エリアの魅力がたくさん詰まっています。もし次の予定に困ったときはこのノートを一度覗いてみてください。谷根千エリアでの散策をより充実させてくれる必見のアイテムです!

    新たな交流の生まれる場

    HOTEL GRAPHY根津は客層が幅広く、若い人をはじめファミリー層や外国人の方の利用も多いです。そして、さまざまなゲストが集う中でスタッフさんたちが生み出す居心地の良さもこのホテルの魅力のひとつです。取材の際も館内のあちこちでゲストとスタッフの方との間に自然と会話が生まれていたのが印象的でした。

    スタッフさんに質問してみた

    Q1. おすすめの過ごし方を教えてください

    とにかく自由に!です。共有スペースで交流が生まれるのがこのホテルの特徴ですが、反対に「おこもりステイ」としてお部屋のプロジェクターで恋人や友人とゆったり映画を観て過ごす方や、記念日やお誕生日のサプライズに利用する方もいらっしゃいます。または少しくつろいでから上野や谷根千の街に出て美味しい夜ご飯を食べる、なんて楽しみ方もここならではだと思うのでおすすめです!

    Q2. このホテルの好きなところを教えてください

    人と人とがつながれるところですね。にぎやかな都会から少し外れて比較的落ち着いた場所にこのホテルは建っていますが、中に入るといろんな人が集まっていて、にぎわいがあります。お客様とも、一緒に働くスタッフとも、いろいろなつながりが感じられて、ホテルというよりもまるで家みたいな空間が広がっているところが好きです!

    いかがでしたでしょうか。人と人とが交流しながら自由に過ごせるHOTEL GRAPHY根津の魅力を少しでもお伝えすることができていたら嬉しいです。ホステルライクな空間をぜひ体験してみてください!
    改めて、取材にご協力いただきました「HOTEL GRAPHY根津」の皆様、ありがとうございました!

    ※ 当記事で使用している写真は「HOTEL GRAPHY根津」様より許可を取って使用しています。


    施設概要

    住所:
    東京都台東区池之端4-5-10

    アクセス:
    東京メトロ千代田線 根津駅より徒歩3分

    チェックイン時刻:15:00
    チェックアウト時刻:11:00

    https://www.livelyhotels.com/ja/hotelgraphy/

    当記事は2024年11月26日に公開した記事を、noteにアーカイブとして残したものです。